2019年9月5日(木)に積水ハウス(株)東北工場にて住まいの「工業化」を進化し続けて行く東日本の生産拠点を見学しました。
住宅メ−カ−として、人間性豊かな住まいと環境の創造、最高の品質と技術でお客様の要望を大切に、夢を与える「夢工場」の実現を展開しております。最初に企業概要、ものづくりの考え方、品質保証体制について説明いただき、その後、「鉄工場:鉄骨部材製造工程」と「ベルバ−ン工場:陶版外壁ベルバ−ン製造工程」を見学させていただきました。
1960年頃に住宅の建築ラッシュとなり、積水ハウス(株)東北工場も1997年8月に操業を開始し、一戸建て住宅建設を初め住宅のリフォ−ム事業、更に商業施設の開発とお客様が長年にわたり生活を共にする居住地に「お客様の好みに合わせた仕様で設計」、更に「東日本大震災」の教訓から災害時の復旧拠点として防災未来工場化を推進しております。
品質保証体制においても、構内協力企業各社様と工場が一体となり改善活動を展開するなど、情報を共有しあい徹底した品質管理のもと、一棟一棟「邸別受注生産体制」を実現されております。
その後、鉄骨部材製造工程、陶版外壁ベルバ−ン製造工程の作業工程を見学させていただきました。鉄骨部材製造工程は、お客様の建築要望を聞き取り、原材料を仕様に合わせ指定寸法部材に裁断、穴明け加工、溶接を行い、表面処理と、お客様のもとに納期に合わせて配送されるようになっています。
原材料の搬入から加工、検査、出荷に至る迄設備(装置)と人が融合した物づくりをされていると共に、物づくりのコンセプトを「職方さんの負担を軽減」とし作業者に負担にならない作業の実現が出来ている姿が伺えました。
次に、ベルバ−ン外壁製造工程に入り、住宅の外壁もお客様の好みの外壁により仕様も異なり自然素材等を配合し、成形、乾燥させて高温で焼成、処理と一貫した流れで、品質検査も三次元センサ−カメラ等により一邸毎の寸法、色調を作り上げています。
鉄骨部材、ベルバ−ンとも、設備を常に正常に稼働させる為の予防保全活動を実践し、「作業者にやさしい会社」が伺えました。
最後に、積水ハウス(株)東北工場の皆様にはご多忙の所、充実した見学内容と丁寧な説明をご提供いただきました事、この場をお借りし御礼申し上げます。
我妻 信義(QCサ−クル宮城地区)