さる、平成27年7月22日(水)に第382回(中部支部97回)事業所見学会が、日本特殊陶業(株) 本社工場(愛知県名古屋市)にて開催された。
標記テーマの下、22名の参加者で行われた。
日本特殊陶業は1936年(昭和11年)に日本碍子(株) 〈現日本ガイシ(株) 〉のスパークプラグ部門を分離し設立されました。
最初に、日本特殊陶業の製品が身近なところで使われている事をご紹介頂いた。その後、会社概要や人財育成の教育についての説明があり、危険体感機や実物大のマネキンを使った危険予知トレーニングなどの受講生に実際に体験をさせることに重きを置いた教育を実施している事など特徴のある取り組みについて、お話をうかがった。
工程見学では、2班に分かれプラグの製造順に現場をご説明頂きながら見学する形で実施された。参加者からは「現場はきれいな状態で整理整頓されている。」、「世界シェアトップのプラグ製造工程を確認でき、技術力の高さを見ることができた。」などの声があがった。
また、レイアウト別に稼動・段取り・空運転などの状況をリアルタイムでモニターできるシステムの構築や、部品の台車を鉄道車両にみたてて進捗管理を行ったりするといった、さまざまな見える化の活動を見学することができた。
全体を通して、参加者からも積極的な質問も多く、活発な意見交換が行われ、多くの気づきを持って帰られたと感じた。
最後に日本特殊陶業(株)本社工場の皆さまには、業務多忙の中、充実した見学内容の提供と丁寧な説明に、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。
酒井 兼義(アイシン精機(株))