平成24年6月28日、横浜市都筑区にある(株)崎陽軒・横浜工場を訪問しました。当日の参加者は22名。この横浜工場では、2003年より、安心・安全な「シウマイ」の製造工程が見学できるようになり、2011年10月1日からは、「生月餅」の新発売にあわせて、これまでの見学では見られなかった「横濱月餅」や「生月餅」等の点心類の製造工程をライブ映像で見ることが出来るようになりました。
見学ではまずビデオで崎陽軒の歴史とシウマイや月餅の製造工程を学びます。崎陽軒は1908年の創業で元々シウマイ屋さんではなく、横浜駅構内で牛乳やサイダー、餅などの販売からスタートし、駅弁を販売するようになってから、関東大震災で工場が壊滅状態に見舞われました。その後、震災からの再起をかけて何とか目玉商品を作ろうと考えた社長が、中華街で折り詰めにして提供されていたシウマイに目をつけました。シウマイはお弁当に入れても冷えてしまうと美味しくなくなることから“冷えても美味しいシウマイ”を作ろうと試行錯誤して完成したのが崎陽軒のシウマイとのことです。
ビデオ紹介の後、製造工程の見学に移りました。まずあらかじめ刻まれた豚肉、たまねぎ、ホタテの貝柱、グリーンピースをスパイスと混ぜ合わせた練り肉が運ばれ、成形機にてシウマイが完成し、蒸されたシウマイは急速冷却・箱詰めされて出荷されます。
見学が終わると、いよいよ試食タイムで昔ながらのシウマイと大き目の特製シウマイ、さらに月餅も頂きました。出来立てのシウマイは美味しいですね〜!
その後、活発な質疑応答にて非常に有意義な見学会が終了しました。
受け入れて頂いた崎陽軒横浜工場の皆様の今後の活躍に期待し、対応頂いた方々に心からお礼申し上げます。
佐藤 直人(KYB(株))