JSQC 社団法人日本品質管理学会
HOMEENGLISH 入会案内 お知らせ 記録・報告 定期刊行物 論文・記事募集 関連情報 リンク コミュニケーション・メーリングリスト
授賞の記録
名誉会員一覧
ルポ・会員による活動報告
Copyright (c); 2001 JSQC

第108回中部支部講演会ルポ
『「実践的Qの確保」の構築を通してものづくりの原点回帰へ、そして飛躍へ』

 
掲載日:2010/08/27 ルポの一覧に戻る

 2010年5月21日(金)第108回講演会(中部支部第51回)が刈谷市の「60周年記念会館シャインズ」にて標記のテーマで行われ130名の参加者が聴講しました。

■講演1『日本のグローバル展開における「ものづくり」NIPPON BRANDの確立にむけて』
日野自動車(株) 相談役 蛇川 忠暉 氏
 変貌する世界市場の中で自信を失いつつある日本が、再び復権を果たす為の、グローバルな「ものづくり経営」について、また社長時代に実践したプロジェクトのお話を聞かせていただきました。ご自身の思いや、実体験からの解りやすい説明だった為、自社で参考になるとの声を多くいただき、また社長自らが従来の概念を壊して新しいプロジェクトをリードしてきた体験に驚きの声がありました。
 
■講演2『トラブル未然防止のための知識の構造化』
(株)構造化知識研究所 代表取締役 田村 泰彦 氏
 SSM(知識構造化モデル)を用いて失敗事例、一般的な技術ノウハウに含まれる知識を体系化し、既存の未然防止活動を強化、設計計画の質を向上させ、組織全体の未然防止力を高める方法の説明と、また知識の構造化による未然防止や知識伝承の実践例について紹介していただきました。丁寧な説明により、SSMの書籍では難解だった部分が直ぐに理解出来たと言う意見や、構造化・システム化についてトライしたい、と言う意見が多くありました。
 
 全体としては日本復権の為の連結品質の大切さを学び、また、未然防止の仕組みの大切さを考える良い機会となった点で、聴講者から高い満足度を得ました。

深澤 一正((株)コマツ)

 


ルポの一覧に戻る

--------The Japanese Society for Quality Control--