第76回講演会(中部支部第34回)が、5月12日(金)に刈谷市産業振興センターにおいて開催された.
「環境を制する者が市場を制す」というテーマで下記の講演が行われ、125名の参加者が熱心に聴講し、活発な質疑応答がなされた.
【講演1】「燃料電池が社会を変える」
ヤマハ発動機鞄結梹末ア所 技術担当
部長 山本 寛氏
社会変革の起爆剤としての燃料電池について興味深いご講演を頂いた.
・燃料電池開発の動向と原理・性能
・燃料電池がもたらす大きな利益
電力コストの低減とCO2削減
最後に日本の品質管理技術者への大きな期待として政策立案への品質管理手法の活用訴求と常温核融合への夢を語られた.
【講演2】「21世紀に生き抜くための環境への取り組み」
中央大学商学部 教授 矢部 浩祥氏
6テーマのうち環境報告書と環境会計に絞ってご講演を頂いた.
中でも、環境会計に特化され、ねらいとガイドラインの現状、環境コストの測定問題等について詳細に説明された.
その中で、どれだけの環境コストが掛り、どれだけ効果があるのか目で見える形で掴むことが必要であり、対策コストは掛るが、その効果は大であると主張された.
21世紀に生き残るためには社会から評価される環境経営が不可欠ということで話を締め括られた.
坂本勝之(アイシン精機)