2006年4月27日(木)第98回(中部支部46回)講演会が愛知県刈谷市にあるD-Square B1階 スクエアープラザにて『新しい品質管理の考え方・進め方』を大会テーマとして開催された。 136名が参加し、下記内容の講演が盛況に行なわれた。
◇講演1「顧客価値創造と第3世代のQFD」
玉川大学 教授 大藤 正 氏
最近の世の中の話題から日本における品質管理と品質機能展開との変遷を比較し、本物志向の時代に対応するために、また、顧客価値創造のために第3世代のQFDに対する考え方として、「設計活動としてのリアル化」等7つの実践活用への提案があった。
最後に、「木から落ちるりんごを見て万有引力の法則に気づきますか」ということを話され、「気づき」がなければ新しい価値は創造出来ないなと痛感させられた。
◇講演2「品質立国 日本の再生(Q-Japan)」
日本品質管理学会会長(潟潟Rー 社長) 桜井 正光 氏
2次産業から3次産業へと日本の産業構造が変化する中で、国際競争力ランキングの低下、企業不祥事、安心・安全を脅かす重大事故の発生など日本の国際競争力が低下しているという現状から、“品質立国 日本”を再生する為に「品質の確保」「品質の展開」「品質の創造」について産・学・学会が共同でケーススタディし、その成果を産業界に広く活用促進していきたいと提案があった。
リコーでは「ファイヤー行動様式」といわれる「先ず撃ってみる」そして事実に基づき次ステップを決定していくという行動第一の姿勢が、社長自ら率先垂範されているところに感嘆した。
山下 恭幸(ヤマハ発動機梶j
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