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第312回事業所見学会(本部)
高俊興業梶@「東京臨海エコ・プラント」

 
掲載日:2006/05/29 ルポの一覧に戻る
第312回事業所見学会は2006年3月17日、東京湾埋立地羽田空港に隣接する、城南島の、高俊興業磨u東京臨海エコ・プラント」で開催された。強風のために一時鉄路がストップする中、15名の参加があった。

当施設は国の都市再生プロジェクトの一環として首都圏の産業廃棄物の適正処理を目指した東京都のスーパーエコタウン事業に位置づけられ、2004年12月より稼動開始した、地球環境を守る最新鋭産業廃棄物の中間処理施設である。   見学会当日は、高俊興業柾務取締役・葛西正敏様と営業副本部長法務適正推進室長・村田光大實様にご案内戴き、日頃接する事の出来ない産業廃棄物の適正処理最前線をつぶさに見学する事が出来た。

見学では、首都圏における産業廃棄物処理の現状と、施設概要説明の後に、施設全般の見学を1時間30分程実施した。

当施設の特徴は、収集された、主として東京都内の建設現場と建物解体現場で発生する建設系産業廃棄物の屋内型の処理施設である。施設では、高精度高選別の処理を行い、サーマルリサイクルを含め重量ベースで90%以上のリサイクル率を確保していた。その結果、最終処分量、単純焼却を限りなく減らし、再生原料として広く、建設資材市場に販売され、環境保全に貢献出来るよう努力されている。施設内では、様々な素材別の専用ラインを組み合わせた最先端の処理技術を駆使した大規模な産業廃棄物の中間処理設備に接する事が出来た。

見学を通じて参加者一同、日ごろ我々が目にしないところで、積極的に、地球環境保全に向けた活動を行っている工場従業員の方々の働きに敬意を表すると共に、産業廃棄物処理には多くの労力とエネルギーとコストが必要であることを改めて実感した一日であった。               
池田 晃三(潟}ネジメントシステム評価センター)

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