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第95回(中部)講演会
『日本のものづくり』における競争優位を確保するために
−ISO9001の有効活用と改善力アップ−

 
掲載日:2005/11/18 ルポの一覧に戻る
第95回(中部支部45回)講演会が7月20日(水)に愛知県刈谷市の(株)デンソーD-Squareにおいて開催された。大野理事の開会挨拶に続いて標記のテーマで下記の講演が行われ、約70名の参加を得て盛会となった。

■講演1『ISO9001で「業績向上儲けてぃんぐ」を構築する』
小田島品質経営研究所所長 小田島 弘氏

「儲けてぃんぐシステム」は品質マネジメントシステムであるISO9001をさらに充実・活用して業績向上に貢献するシステムである。攻めの分野に強いマーケティング手法によってISO9001のシステムを牽引し、業績を向上させる仕組みについてご講演頂いた。標準化と改善活動の推進を品質管理の急所と位置づけ、改善を有効に進めるためのツールとして「ばらつき」「層別」「仕事」を挙げ、改善の方法とその効果をご説明頂いた。

■講演2『改善力を高める 〜打つ手は1つとは限らない〜』
ケイ・イマジン代表 今里 健一郎氏

料理において食材に合わせた道具を使うべきであるように、問題解決や課題達成においても目的に適した手法を活用すべきである。「改善の場面で、どのようなアプローチ方法が使えるのか?」をテーマに、様々な改善手法をアラカルト的にご紹介頂いた。環境変化に対応した問題解決のための基本的方針を踏まえ、目的別、分野別、発生状況別に事例を交えてのご講演であった。

いずれのご講演も質疑に対して丁寧な応答を頂き、用意された時間が不足するほどの盛り上がりであった。両氏のご講演に対して盛大な拍手を贈り、閉会となった。
石井 成(名古屋工業大学)

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