第89回(中部支部第42回)講演会が2004年4月16日(金)、愛知県刈谷市の麻fンソーD-Squareにおいて開催された。標記のテーマにより115名の参加を得て、大西支部長の開会挨拶に続き下記の講演が行われた。
【講演1】「パイオニア発、世界初への挑戦」によるお客様満足の追求
パイオニア(株)モーバイルエンタテイメントカンパニー
常務取締役 プレジデント 須藤 民彦氏
オーディオ・ビデオ製品、カーエレクトロニクス製品で知られる同社は、標記をカンパニービジョンとしてお客様満足の追求を行っている。経営層と全社員による自由闊達な組織風土を醸成していること。グローバル3現主義の徹底を行動指針とし全部門でお客様第―主義を実践していること。これを基に価値創造を育む企業として数々の世界初のエンタテイメント製品を世に送り出し、カーナビゲーションの世界初実用化を実現した。製品トラブルと対応を機として経営改革プロジェクトを発足し見事に経営改革ができたことの講演をして頂いた。
【講演2】当社の経営品質向上活動について
カルソニックハリソン(株)取締役社長 雪竹 泰三氏
自動車エアコン用コンプレッサー製造の同社は、経営ビジョンに顧客本位・社員重視・社会との調和・独自能力を挙げ、中でも直接の取引先、メーカー、一般ユーザーに至るまでの徹底した満足度調査を行い、その向上を経営上の大きな目標としている。氏ご自身のJQAとの出会いからJQAの信奉とリーダーシップによる顧客満足度経営の組織づくりを経て、JQA受審受賞へ至るまで興味深くわかり易く講演して頂いた。これから受審しようとする経営者へのアドバイスをも含めJQAの素晴らしさを具体的に知らしめていただいた講演であった。
講演後多数の質疑に対し各氏の本音を交えた丁寧な応答を頂いた。最後の盛大な謝意拍手で参加者の十分な満足感が伝わってきた。
鳥内 道夫((株)竹中工務店)