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第11回ヤング・サマー・セミナー <サンデン・コミュニケーションプラザ>

 
掲載日:2003/10/15 ルポの一覧に戻る
去る8月22日から23日にかけて、第11回ヤング・サマー・セミナーがサンデン鰍フご厚意により同社コミュニケーションプラザにおいて開催された。

参加者は原則として35才以下の正会員・準会員で構成され、今年は企業から2名、学生40名、大学教員2名の計44名が参加し、2日にわたって講演と研究発表・討論が行われた。

初日は、大学の先生、企業の方に革新的な商品企画を実現するための理論とその応用事例についてご講演を頂くと共に、21世紀を担うべく若者に対する熱いメッセージを頂いた。まず「商品企画七つ道具・その理論と実践の狭間で ― ヒット率100%の商品企画システムを目指して」という演題で成城大学の神田範明先生に行って頂いた。次に「パイオニアの商品企画プロセス〜感動共創〜P7の活かし方」という演題でパイオニア鰍フ町田卓也氏に、そして最後に「産業機器メーカーに於ける企画・デザイン活動」という演題でサンデン鰍フ大島義典氏にご講演を頂いた。参加者は各氏からの熱の入った講演に聞き入り、大学の研究活動と社会の結びつきの重要性を再認識した。

夜には懇親会が行われた。参加者の親睦を深めるとともに、講演に関する質疑、議論がなされ、非常に充実したひと時となった。

翌日は、5人の学生による研究発表が行われた.まず「ウェイトを考慮した品質モデルの定量化に関する研究」という題目で明治大学の大久保輝史君が、次に「苦情対応を目的とした不具合知識の運用」いう題目で東京理科大学の田中政孝君、「クリニカルパスとは」という題目で東京大学の塩飽哲生君、「サービス・プロセスとBSC」という題目で電気通信大学の下中大輔君、そして最後に「統計的多重比較法におけるテューキーの方法に関わる諸問題に関する研究」という題目で早稲田大学の松葉且祥君が発表を行った。それぞれ限られた時間の中で様々な視点から非常に活発な質疑応答が行われた。

本セミナーは今後の品質管理界を担う次代の若手の研鑚、親睦に大きな役割を果たすものである。次回以降も多くの企業や学術機関の若手の参加を期待したい。

平岡 佳恵(東京大学)

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