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第10回ヤングサマーセミナー

 
掲載日:2002/12/9 ルポの一覧に戻る
去る8月30日から31日にかけて、第10回ヤング・サマー・セミナーが横河パイオニクス(株)のご厚意により同社研修センターにおいて開催された。 参加者は原則として35才以下の正会員・準会員で構成され、区切りの10回目を迎えた今年は企業から4名、学生31名、大学教員5名の計40名が参加し、2日にわたって講演と研究発表・討論が行われた。

初日の講演は、まず「顧客主導型経営実現へ向けての取組み」という演題で日立製作所の加藤二朗氏に行って頂いた。次に「ビジターから見た諸外国における品質管理の動向」という演題で東京理科大学の山田秀氏にご講演頂いた。参加者は各氏からの熱の入った講演に聞き入り、活発な質疑応答が行われた。研究発表・討論は、東京理科大学の西浦淳君が「トラブル情報の収集・解析システムにおけるインシデントの記述の検討」という題目で発表を行った。

夜には懇親会が行われた。参加者の親睦を深めるとともに、研究内容に関する議論がなされ、非常に充実した時間を過ごした。

翌日は、引き続き研究発表・討論が行われた。まず「不具合に関する設計知識の活用に関する研究」という題目で筆者が、次に「テキストマイニングによるユーザーニーズの変化についての調査」という題目で明治大学の荒木健太郎君、「顧客の構造を考慮した満足度の調査方法に関する研究」という題目で早稲田大学の山宮亮太君、最後に「管理図の研究」という題目で名古屋工業大学の西雪信太朗君が発表を行った。それぞれ限られた時間の中で様々な視点から活発な質疑応答が行われた。講演は、「顧客満足度データの解析」という演題で東京情報大学の内田治氏に行って頂いた。参加者は講演に熱心に耳を傾け、最後まで活発な質疑応答が行われた。

本セミナーは今後の品質管理界を担う次代の若手の研鑚、親睦に大きな役割を果たすものである。次回以降も多くの企業や学術機関の若手の参加を期待したい。

藤井 聡(東京大学)

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