さる3月5日(火)に第276回事業所見学会(中部支部第65回)が、愛知県豊田市のキューピー(株)挙母工場にて開催された。テーマは「キューピーにおける食品の安全確保と品質管理への取り組み」で、38名の方々にご参加いただいた。
キューピー(株)は大正8年に創業され、大正14年に日本で初めてマヨネーズの製造・販売をスタートして以来、ドレッシング・パスタソース・アヲハタのジャム等を「Food, for ages 0-100」に込め、「おいしさ」「健康」「安心」をモットーに、お客さまに永年ご愛用戴ける商品を提供し続けている。
また、「道義を重んずる事、創意工夫に努める事、親を大切にする事」を社訓に、「第1に考えなければいけないことは、利益の追求よりも先ず道義を重んずる事をキューピーのDNAとして大切にしている」とのお話があった。
プレゼンテーションでは、「当たり前の事を当たり前に意識して実行する」「損得ではなく、何が正しいかが判断の基準である」ことを品質管理の考え方の重
点におき、従業員1人ひとりが理解して実行出来るよう、人材育成するかについて説明を受けた。
工場見学では、2班に分かれてマヨネーズの毎分600卵の高速運転割卵工程やドレッシングの製造工程を見学した。
参加者からは「食品会社の品質管理がよくわかった。品質に関する考え方が素晴らしい。異業種のモノづくり、品質管理の熱意を感じることが出来参考になった。」といったようなコメントを頂き、有意義な見学会であった。これらはひとえにキューピー(株)の真摯な対応と、日頃からの品質管理に対する造詣の深さと実践によるものと考える。
山下恭幸(ヤマハ発動機)