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第7回ヤング・サマー・セミナー

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去る8月17日から18日にかけて、第7回ヤング・サマー・セミナーが神奈川県横浜市にて開催された.

ヤング・サマー・セミナーは、若手の会員の親睦をはかるとともに、品質管理や応用統計などのホットなテーマを中心に勉強・議論し、自己研鑚の場を提供することを目的として、毎夏に開催されている.今回は日産自動車鰍フご厚意により、同社の教育センターを会場とさせていただいた.

参加者は原則として35才以下の正会員・準会員で構成され、今年は企業から1名、学生23名、大学教員5名の計29名の参加が得られた.

セミナーは、初日の招待講演と翌日の研究発表・討論というスケジュールで進められた.招待講演はまず、「ナレッジ・マネジメントと品質機能展開」という演題で玉川大学の大藤 正氏に行って頂いた.次に「感性品質について」という演題で早稲田大学の棟近雅彦氏に講演して頂き、最後に「なぜ今品質情報が重要か」という演題で青山学院大学の石津昌平氏に講演して頂いた.各氏からの丁寧な講演と活発な質疑応答により、予定された時間を大幅に越え、会場は熱気に包まれた.

初日の夜には懇親会が行われた.参加者の親睦を深めるとともに、研究内容に関する忌憚ない議論がなされ、非常に充実した時間を過ごした.

翌日の研究発表・討論はまず、早稲田大学の田中大君より工程改善から得られた技術情報の活用に関する興味深い発表がなされた.次に「組込み型ソフトウェアのデザインレビューに関する研究」という演題で東京大学の村山俊介君、「正規性の研究」という演題で筆者が、最後に「グラフィカルモデリング」という演題で、武蔵工業大学の中谷良平君が発表した.それぞれ短い発表時間の中で、活発な質疑応答がなされた.本セミナーはこれからの品質管理を担う次代の若手の研鑚、親睦に大きな役割を果たすものである.次回以降もさらに多くの企業や学術機関の若手の参加を期待したい.

今井 雅浩(東京理科大学)

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