第94回シンポジウム 詳細

■ 《開催趣旨》

日本の産業界は,欧米をキャッチアップする術を品質管理に求め,経営トップから一般従業員までのすべての人々が参加したTQCや品質保証活動の実践で「高品質で低コスト」の製品を作り上げ世界に冠たる「Made in Japan」を実現させ,国力を充実して強い国際競争力を持つに至りました.しかし,1990年代初頭のバブル崩壊による不況に加え,90年代半ばのIT革命によるグローバル化の波は発展途上国の低賃金と豊富な人的資源を武器に,日本の得意技であった高品質・低コストを実現し,日本産業界に大きなインパクトを与え,そのため日本経済は長期不況に陥り低迷が続いています.

日本が低コストによるものづくりに打ち勝っていくためには,高水準の品質・サービスはもとより,日本ならではの感性豊かな品質,感動をもたらすユニークなしかけ,環境への対応など新しい顧客価値,社会的価値を志向する積極的な品質保証体制を確立していかなければなりません.さらに昨今,品質保証はそれを支える人の質,マネジメントの質にまで対象を拡大しつつあり,極めて広い分野にわたる活動になってきました.

日本品質管理学会は以上のような状況に鑑み,品質保証活動の現状を把握し,その将来がどうあるべきかを探るために,第94回シンポジウムを開催します.本年6月,日本品質管理学会賛助会員会社を対象に「品質保証活動の実態と今後」と題するアンケート調査を実施しましたので,その調査結果を報告し,またこのような中でも元気な企業での品質保証活動の実践事例を披露していただき,パネルディスカッションを行います.21世紀の企業経営を盤石のものとする品質保証体制を確立していただくため,産業界に「品質保証活動再構築のためのメッセージ」を送りたいと考えます.

■ 《プログラム》

時 間内  容講演者(敬称略)
09:30〜09:35 開会挨拶 事業委員長    神田 範明
09:35〜10:35 基調講演
品質保証活動へ期待するもの
潟fンソー 代表取締役会長
日本品質管理学会 会長
橋  朗
10:45〜11:45 アンケート分析結果報告
品質保証活動の実態と今後
中部品質管理協会
専務理事 杉山 哲朗
11:45〜12:45 昼食休憩  
12:45〜13:25 事例発表1(自動車)
トヨタの品質保証活動(仮題)
トヨタ自動車梶@品質保証部
企画室室長 佐藤 和弘
13:25〜14:05 事例発表2(家電)
松下電器における品質保証活動
松下電器産業梶@品質本部
総括参事 吉田 允廣
14:05〜14:45 事例発表3(生活用品)
花王の企業を強化する経営革新活動
花王梶@
TCR推進室室長 岸根 延幸
14:45〜15:00 休  憩  
15:00〜16:55 パネルディスカッション リーダー:神田 範明
メンバー:報告・発表者
16:55〜17:00 閉会挨拶 事業委員長     神田 範明

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