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第414回事業所見学会ルポ
(株)日立製作所ヘルスケア 柏事業場

 
掲載日:2019/06/14 ルポの一覧に戻る

 日立製作所はヘルスケアを21世紀の社会を支える必要不可欠なインフラとして位置づけ、グループの力を結集して事業を展開している。今回はヘルスケア事業の中核拠点である柏事業場を見学した。
 つくばエクスプレスの柏たなか駅から徒歩10分程度の敷地内には工場と設計棟が隣接され、MRI・CTなどの医療機器を設計から製造まで一貫して行う。場内の「日立メディカルフォーラム柏」では医療関係者へ製品の説明や講習が開催している。
 日立は古くから医療機器に携わっている。現在では当たり前になった「集団健診車」も実は日立が1960年に「胃集団検診車」ひたち号を世に送り出した事が最初である。近年は医療機関が多様化し、医療機器に求められる機能と価格も幅が広い。日立は製品ラインナップ充実させ、ニーズに応えている。そのため、工場では「少量多品種」で生産している。
 医療機器は複数のユニットで構成され、一人の作業者が各ユニットをセル生産していた。ユニットは、工場奥の広いスペースに集められ、組立てし、動作確認・出荷検査をする。その後、医療機関の通路に収まるサイズに「解体」し専用の搬送冶具で固定し出荷する。
 X線診断システムは、動作確認に放射線を用いるため、工場建屋内に鉛板で遮蔽された専用の部屋があった。
 CTは白く静的な印象だが、カバーを開けると大量の部品で構成されており驚いた。人が入る円筒状の部分はX線管とセンサーが0.35秒/1回転する。重量物の高速回転のため振動制御が極めて難しいが、日立の技術が多分に活かされているという。
 品質保証については、薬機法やGVP省令など医療機器の法・省令に基づきQMSを守って取り組んでいる。
 今回、貴重な機会を与えていただいた日立製作所の関係者の方々に心よりお礼申し上げます。ヘルスケア事業を通じて、誰もが健康で安心安全に暮らせる社会が実現されることを祈念いたします。

茨木 陽介(ITコーディネータ)


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