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第1回品質管理推進功労賞受賞 保田 勝通 氏

 

[氏名]保田 勝通 Katsuyuki Yasuda

[経歴]

  1. 日立製作所におけるソフトウェア品質管理活動
    1966年日立製作所に入社し、1969年同ソフトウェア工場設立と同時に新設された検査部配属。工場組織によるソフトウェア開発での品質管理・品質保証・検査という日本のみならず世界でも当時未知の分野で、ソフトウェア品質保証方式、管理、技術開発とその適用に取り組んできた。上記の成果を体系的にまとめた著書「ソフトウエア品質保証の考え方と実際」(1995、日科技連出版社)で、日経品質管理文献賞を受賞。その後情報システム工場生産技術部長を経て、現在、日立製作所全社の技術教育機関である技術研修所の新横浜研修センター長。

  2. 社外のソフトウェア品質管理活動と標準化活動
    1) 日本科学技術連盟のソフトウェア生産管理(SPC)研究委員会でSPCセミナー、同シンポジウム委員長等を通じて、ソフトウェア品質保証を中心に研究とその普及を推進。
    SPC海外調査団の副団長・団長として、海外との技術交流を図る。
    2) ソフトウェア開発に関する標準化活動として、ソフトウェア品質保証規格(ISO9000-3)、同品質評価規格(ISO9126)、同ライフサイクルプロセス規格(ISO12207)の制定に参画
    3) 学会活動では、日本信頼性学会理事、プロジェクトマネジメント学会理事を担当。

ソフトウェア品質管理との出会い
1969年に、日立製作所のコンピュータ部門にソフトウェア工場が設立された。 当時ソフトウェアと言っても世間では衣料品と間違われるぐらいで、コンピュータ業界でもソフトウェアを製品とみなすかどうかは見解の分かれる時代であった。 日本では始めてのソフトウェア開発の専門工場であった。 工場であれば、検査部門が必要ということで、工場長直属の検査部ができて、入社4年目の私はそこに配属された。 しかし、先輩である欧米では、ソフトウェア開発は創造的なものであり研究開発部門で行うというのが常識であった。 従って、工場制度でのソフトウェア検査のやり方など、どこにも文献もない。 やむなくハードウェアの設計・製造・検査の考え方や仕組みを参考にして、手探りでソフトウェア検査の方式を上司や同僚と工夫しながら、導入し、規格化した。 しかし、それだけでは、品質は良くならない。 そこで設計部門も巻き込んだ品質管理・品質保証に取り組むことになった。 当時は無我夢中であったが、常にハードウェアとソフトウェアの違う面と、品質管理という観点での共通な面とを考えながら進める仕事は、大変貴重な体験であった。 1980年代末までは、対象ソフトウェアは変わっても品質保証を中心とした業務に従事した。 一方、国内外でソフトウェアの品質管理が注目されだした1980年代後半から、社外の活動のお手伝いをすることになった。 日科技連(JUSE)ソフトウエア生産管理研究(SPC)委員会の委員やソフトウエア生産管理・生産技術のISO標準化活動といった活動を通じて、いくらかの貢献をする機会を与えられたことと、多くの諸先輩や同業他社のご同輩の皆様とのお付き合いを通じて、多くの知見を学ぶことができたことに感謝している。
以上


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