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第1回品質管理推進功労賞受賞 堤 信也 氏

 

氏名 堤 信也 TSUTSUMI Shinya
学歴 姫路工業大学 機械科卆
職歴 1957年、松下電器中央研究所に入社、同年電化本部に技術部門設立で移籍
1967年より、同社電化本部企画部TQC推進課長として傘下12事業場のTQC推進にあたり、石川馨先生を筆頭に大場興一先生、赤尾洋二先生、池澤辰夫先生、市川邦介先生にご指導戴く。またその間QCサークル近畿支部の幹事を勤める。
1971年より同社掃除機事業部にてJIS指定工場、局長賞、院長賞、大臣賞授賞に貢献
1975年より同事業部海外事業に携わり、特にアメリカ向け掃除機開発では社内外の賞を受賞
1981年同社品質管理センターに移り、同社海外工場のQC推進とQCC世界大会開催に貢献
1991年より3ヵ年、品質管理学会理事を仰せつかり、関西支部の体制構築に寄与
1994年同社を定年退職の後、JETRO,JICA,APO,PREX,中小企業事業団などの依頼により主に発展途上国の品質管理推進支援に39回渡航、品質管理学会などでもその経過を報告

「現場体験によって基本を学ぶ」
私が、どれだけ品質管理学会に、また国際社会に貢献できたかは甚だ心許ないのですが、今まで多くの組織から支援のご依頼を戴いてきたのは、多少ともお役に立つことがあったからかもわかりません。

もしそうだとすれば、それは早い時期に石川馨先生、近藤良夫先生、赤尾洋二先生はじめ多くの先生方に品質管理の基本をしっかりと教えて頂き、そして泥臭い現場体験の場が多く与えられたことで、実践の場でどう対応するかを学ばせていたからだと思います。とくに発展途上国や中小企業では、ISOの認証は受けていながらまだまだ初歩的な品質問題で悩んでいることが多く、その解決には泥臭い方法で品質管理の基本原則が実践できる土台を築くことが大事であること、石川馨先生が、現場の品質問題の90%はQC七つ道具で解決する、と言われたことを肌で感じています。そして実践につながる品質管理の基礎の教育の重要性、特にトップの真の理解の重要性を痛感しています。それについては、私なりに「炭の理論」などと言っていることがあります。松下在籍中、海外工場のQC推進にあたり先ず各国のQCマネージャーを教育しようと枚方の研修所に集めて教育し、よくわかった、という事で彼らが各国に戻ったあと、どの様に活動しているかをフォローしてみると、大半は何もしていないのです。これは例えれば、あちこちから炭を集めて七輪に入れて火をつけ、火がついた、ついた、と元の場所に戻したら、そこは回りが冷たいから皆消えてしまった、というのと同じです。そこで、それ以降は七輪を主要な会社に持ち込んで、上から下までみな七輪に入れて火をつけ全部を燃え上がらせるようにすることで、推進することが出来ました。一般のセミナーでも、本人一人で周囲を説得し実践することは容易でないため、せっかく多くの人に教えても砂漠に水を撒くように消えてゆく事が多いのではないでしょうか。本当に実践につながる推進が大切であると思っています。


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