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1966年、日本電装梶i現 潟fンソー)へ入社以来、品質管理の推進に携わってきました。会社が、日本の製造業の成長の中心であった自動車産業であること、比較的早くデミング賞を受賞した(1961年)こともあって、日本がQCからTQCへ、そしてTQMへと発展してきた歴史の中で、さまざまな品質管理の勉強、体験をすることができました。そして、QCサークル活動の推進、海外(特に、欧米のカーメーカー)へのTQCの紹介活動などを通じて多くの人たちと交流の機会を持つことができました。この度の受賞は、その間、ご指導、ご支援をしていただいた皆様のお蔭と深く感謝申し上げます。
今まで体験してきた活動を振り返って思いますことは、質の対象が拡大してきたことです。ご承知のように、製品品質から、サービス・仕事の質へと拡大してきましたが、質の次元が増すほど品質管理の世界は、科学技術に加えて、社会科学の応用へと研究分野はひろがってきました。難しくなったことは、それだけ社会から期待されていることです。
これから私たちが取り組まなければならない質の対象は、さらに範囲が拡大していくことは間違いありません。循環型社会への移行により、環境の保護が重視され、子孫に地球という財産を残していくためには、その質を管理していかなければなりません。さらには、今、問題になっている医療の質、そして、行政、教育の質を改善して社会の質を高めていくことが次なる品質管理の課題であると思います。
文科系の人たちにも品質管理の研究に関わってもらい、理解者を増やしていく。そして、なによりも次世代を担う若い人たちにもっと勉強してもらい、品質管理が発展していくことを願っています。
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