品質管理学会員歴は長くたぶん30年に及ぶであろう。その大半は受信オンリーで、関心のあるテーマを学会誌で読む程度であった。縁あって2004年から理事を4年務めさせていただき、総合企画、庶務、標準などを担当した。
なかでも桜井会長の品質立国再生をスローガンの下に総合企画委員会を立ち上げて、学会中期計画として「Qの確保」「Qの展開」「Qの創造」「共通」の4本柱を掲げ、30余の重点施策項目を設定して3年後と単年度計画の到達目標を明示しての企業活動と同様の運営を開始した。5年後の現在もこの骨格に準じて運営されていることを聞くにつけ、長年受信していたことへのささやかな恩返しになったのであれば嬉しいことである。
とりわけ、学会のパフォーマンス向上として、基幹刊行物としての「新版品質保証ガイドブック」発刊提案と編集、信頼性・安全性計画研究会の立ち上げとシンポジウム開催、品質管理用語の定義などの提案とJSQC選書発刊などに関与させていただいたことが多くの知見を得る機会となり、感謝しているところである。
さて、途上国の成長著しい中、日本の成長はこの20年停滞気味といわれている。本学会が果たす役割は、上述の4本柱の諸施策を目標通り達成し、次々と革新テーマを加えていくことにあろう。僭越ながら、会員各位がこれらの施策活動に積極的に関与されて自身の力量向上に、学会活動活性化に、ひいては日本の競争力強化に関係されたらと思う次第である。
なお、今後は技術の伝承を含めて次世代を担う人づくりに微力ながら関与していきたいと考えているところである。 |