1960年代後半の品質管理界大御所である水野滋先生や鈴木武先生らに師事し“品質管理の真髄や面白み”を学び、さらには消費者購買行動メカニズム研究の中で、“質的価値とその選択”に係わるアプローチを学びました。その後ブリヂストンに身を置くこととなり約34年間、海外工場を含めた品質管理、品質保証そしてTQM活動に努めてきました。
品質管理の真価を実感した出来事は、入社3〜4年目“ある取引先に品質管理の考え方普及と質向上活動を移植して欲しい”との販売部門からの強い要請でした。取引先には全くクオリティには目もくれずにとにかく生産第一主義の社長がおり、当初はQC教育も就業後の限られた時間帯でしかも少人数での勉強会でした。私も企業における実践経験が少ないこともあり、“何とか体験事例を積みたい”一心から座学だけでなく一緒に現場で品質改善に取り組み、数ヵ月後には品質管理のありがたみを社長が認識することになり、その後は社を挙げて品質管理を推進する考えが示されたのが私のクオリティ活動の幕開けでした。
その後、品質保証システム整備の体験と’64年に導入した全社的品質管理活動基盤の上に、品質ISO導入やシックスシグマ概念を取り込んだプロセス改善活動、DMAIC手法などの浸透を図っています。まだまだ道半ばですが更なる定着化を推進中です。
一方、日科技連や日本規格協会等の繋がりからクオリティフォーラム、品質経営度調査、品質管理検定等の企画委員を体験しながら、より革新性のある品質管理活動の社内取り込みも進めています。今後も真の品質重視のクオリティ活動に邁進します。 |