私は、これまで様々な局面においてTQCと関わってきましたが、特に印象に残っていることを挙げますと、まず1点目は、QCサークル活動との関わりであり ます。現場重視のTQC活動の原点はQCサークル活動であるとの思いから自分なりに力を入れて取り組んできました。特に全日本QCサークル選抜では、代表 サークルの本大会出場を目指しサークル員と熱き思いで真剣に取り組んできたことが懐かしく思い出されます。この活動を通じてサークル員が一回り大きく成長 していく様を肌で実感できたことは私自身にとって貴重な経験として今でも心に残っています。
2点目は、TQCからTQMへの変革時において、現場第一線の社員まで如何にして混乱なくTQMの考え方を理解させるかについて苦労したことでありま す。端的に言いますと何が変わったのかということです。かなり概念的なことでありますが、これまでのTQCの考え方に新たに「全体最適化」という概念を導入するに至ったことです。当時なかなか理解してもらえなかった考え方ですが、現在では経営管理の重要な柱として定着していることを嬉しく思っています。
現在、私は、電力系の通信事業会社である潟Pイ・オプティコムで最後のご奉公をしております。ブロードバンド化の急速な進展の中、IP技術がまだまだ成熟の域に達した技術ではなく、品質管理の重要性を痛切に感じています。また、急速な顧客拡大に対してサービス品質がまだまだ不十分であり、お客さま第一の考え方を社内に定着させていくことが急務であり、これまでの私の品質管理の経験が少しでも役立てばと思っております。 |