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電子部品製造会社で、開発研究、製品技術、品質保証部門をそれぞれ約10年、その後TQC全社推進事務局を経験した関係で、退職後ISO9000審査員として嘗ての経験を生かしお手伝いさせて貰っている。
MITのDon Clausing教授が、"TQC"から"TQD(Total Quality Development)"へと提唱されていたのは、1992年4月MITでの第1回TQMシンポジウムでのことで、すでに10年経った。当時は、"ジャパン アズ No.1"の余韻に浸り、そのプロセスと成果を世界に向けて発信していた時代でもあったが、その後一転してバブルの崩壊と共に自信喪失し、未だその出口が見いだせないでいるこの頃である。
日本が得意としていた、大量生産製品の製造は、他国へ方法論と共に移行し、嘗ての活気のある現場は、海外での製造現場でしか見られなくなっている。
最近の新聞記事(日経新聞:平成15年1月10日)によると、国際機関による若者の意識調査で"人生における最も大切な目標"は、日本は「人生を楽しく生きる」が6割強で、アメリカは4%、一方アメリカの若者の4割が「高い社会的地位や名誉を得る」で日本は1%とかで、日本の将来を担う若者の仕事への意気込みや挑戦心が弱まっていることが、継続的な努力と忍耐心を要する製造業への従事を遠ざけていることは否めないとあった。
資源がなく、ものつくりを軸とした貿易立国として生きるしかない日本で、"HOW"から"WHAT"へと未知の世界に向けての知恵の創出に、嘗ての踏ん張りを期待したい。
この願いを込めて、ISO9001を踏まえて品質マネジメントシステムをステップアップしていくことを、審査を通してはたらきかけていきたい。
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